悩み相談室

1 なかなか勉強しない

一番多くの方が持っている悩みで、また一番解決が難しい悩みです。
一般に理数系が得意な子はコツコツと書いたり、読んだり、暗記したりするのが苦手なようで勉強時間が少ないようです。
上位校を目指すには当然理数の地力だけではだめです。やはり積み重ねの勉強が必要な事は言を待ちません。
さて、家庭では、『勉強しなさい!』『わかっとー!』『今やろうとしとったのに』などの光景が繰り広げられることも少なくないかと思います。言ってもだめ、言わないとまたやらない。悩みは尽きないことと思われます。
結局、最後は本人の問題ですが、どんな勉強嫌いでも心のどこかには『やらなければ』という気持ちを持っているものです。その気持ちを上手に、粘り強く引き出すべきです。その本人の埋もれているかもしれないやる気を引き出す指導者の果たす役割は小さくありません。

私たちがもっとも気をつけたり実践していることは

  • 目標を持たせること。(具体的志望校や将来の進路、身近なライバル、テストでクラスを上がるなど)
  • なぜ勉強しなければいけないか。その意義を教えること。
  • 良い点があればほめること。成果はきちんと認めてやること。
  • 原因がはっきりしている場合はそれを除去すること。(ゲーム、漫画など)
    ただし除去の仕方には十分注意しないと、ますます変な方向にいってしまいかねません。
  • ちょっとだらけている程度でしたら叱り飛ばすくらいで良いでしょう。
    時には『勉強する気がないなら出て行け!』などの強い言葉による荒療治も必要です。

家庭でも『叱る、ほめる、諭す、突き放す』。その時々の状況に応じてうまく使い分けることが 肝心です。

2 国語力が弱い

国語が弱いという生徒は下記の1~5のすべてかまたはいくつかが該当する場合が大部分です。

  1. 性格の問題(根気、そそっかしさ)
  2. 読書習慣の問題(幼少期に起因)
  3. 漢字、語句の知識不足 (カギとなる語句の意味がわからないと致命的)
  4. 国語の勉強に対する姿勢の問題 (国語の勉強は後回しにする。『国語なんて勉強しても一緒』という考え)
  5. 国語に興味がわかない(先生の授業力・指導力・人間性にも左右される)

そこで以上の点の改善に常に気を配る必要があります。しかし実際問題1および2などの改善は現実的に困難です。だからこそ国語の成績を向上させるのは5教科の中でもっとも大変なのです。
参考までに当館で今までで効果のあった特別指導をあげると次の通りです。

  • 新聞のコラム欄を毎日読み要約まとめをする。
  • 漢字・語句の問題練習を徹底する。
  • 教科書の書写を毎回提出させる。
  • 問題集を解いて間違い箇所の添削を行う。

(丸つけだけしても無駄です。なぜそうなるのか理解しない限り力はつきません。)
他教科のように確実に力をつけることはたやすくありません。国語力の強化はいずれにしても根気のいることです。だからこそ早い時期からの取り組みが必要です。

3 上の子はできていたのに…

兄弟は明らかに違います。もちろん似ている点もありますが、違うことの方が多いものです。
特に上が優秀な場合、比較されるとますますやる気を失ったり、妙にひねくれたりすることもあります。
できるはずだと思っていても(実際、後から追いつくことも少なくありません。)常に比較しながら口に出すことは禁物です。本人にとって、これほどプレッシャーのかかることはありません。それでは伸びるものも伸びなくなります。下手な比較は厳禁です。

4 学校の先生が良くない

塾と違い競争原理が働かない学校ではしばしば聞かれることです。
しかし先生がだめ、嫌いと言っても始まりません。また、その気持ちが態度に表れると先生の方も快く思いません。結果として内申書が不利になり入試で失敗する可能性も大きくなります。
むしろ積極的に質問しに行って仲良くなり、『この辺もう少しゆっくり』とか『分かりやすく』とか遠慮なく言える仲になったらどうでしょうか。頑固な先生なら無理ですが…
とにかくあきらめたり投げ出してはいけません。一番損するのは本人です。

5 塾に行っているのに成績が上がらない

塾に通わせていても成績が上がらない理由として次の場合が考えられます。

  • 行ったり行かなかったり欠席が多い。
  • 塾に行っているが授業に集中していない
  • 宿題・復習をやってない。
  • 塾の指導法、指導システムに問題がある、または本人に合わない。

すべて塾任せにしないで本人にどういうことを習ったかとか、ノートを見せなさいとか、プリントを見せなさいとかより具体的に聞いた方がいいでしょう。

6 理科・社会の勉強法が分からない

理科・社会は英数の積み上げ教科と違い各分野が独立しています。だから一つの分野をやったあと長いブランクができ、忘れがちになります。できるだけ繰り返し復習する機会を多くする。また、限られた時間で多くの分野をやらなければいけないのでできるだけ要領よい暗記法、問題の整理の仕方、まとめ方が必要です。
理科においては公立入試では近年複雑な計算問題は影をひそめました。変わって基礎理論をしっかり理解し、『なぜ』とか、『どうやって』とか文章で正しく説明する力が必要になっています。社会においても、『~について説明せよ』という形式の表現力を問う問題は非常に増えています。国語力、表現力ともからめてこのあたりの対策もきっちりやっておくことが肝要です。

7 数学で計算ミスが多い

計算ミスが多い人は以下の点に気をつけ、実行したらどうでしょうか。

練習問題をする場合は
  • いつも時間を計ってやる。
  • 決められた制限時間より短い時間を設定する。
  • 計算はちょこちょこと書かないで正しく書く。
テスト後の反省(反省をしない人は進歩しません)
  • ミスした事は頭にたたき込んでおく。
  • くり返すミスはノートに書き留めておき、試験前にもう一度それを見直す。
    とにかく漫然と問題にあたるのではなくて、いつも注意しながら多くの練習問題にあたることです。

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